プエルトリコのプロデューサーTainyの初のソロアルバムDataが6月の29日に発売。彼は少し前のインスタで子供の頃、アニメや日本の文化と繋がってたなんて発言をしてます。そんなことでこのアルバムのカーバーアートがアニメ風だったり一部の曲のミュージックビデオでは日本語が出てきたりして日本人には興味深いものに。
そこで今回はこのアルバムの日本関連のものを中心に取り上げたいと思います。
またTainyはプロデューサーということで多数のアーティストが参加。それらのアーティストの日本関連の曲(ミュージックビデオ)をおまけで追加。
Dataのカバーアート
1995年に公開された劇場用アニメ映画GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊などで美術監督を務めた日本人の小倉宏昌さんが関わっているそうです。
01. Tainy, Myke Towers – Obstáculo
この曲のミュージックビデオが公開された時、日本語も出てくるイントロ部分で思いだしたのが日本のアニメ攻殻機動隊(Ghost in the Shell)。この時点ではTainyがアニメ好きだとは知らなかったので不思議に思ってました。
そして最近ですがこの曲のクレジットを見て驚いたことがあります。それはこの曲のプロデューサーの中にTomoko Idaという日本人女性らしき名前があること。調べてみるとBeatmaker | Producerだそうです。なるほどイントロの部分は彼女が担当してたっぽいですね。それにしてもこんなワールドワイドに活躍している日本人女性がいたんですね。
https://www.instagram.com/tomokoida/
02. Tainy, Arcángel, Jhayco, Myke Towers, Omar Courtz, Arca – Pasiempre
03. Tainy, Wisin & Yandel – Todavía
04. Tainy, Jhayco – Fantasma AVC
05. Tainy, Bad Bunny – Mojabi Ghost
06. Tainy, Sech, E.Vax – 11 Y Once
07. Tainy, Kany García – Desde Las 10 (Kany’s Interlude)
08. Tainy, Young Miko, The Marias – Mañana
この曲のビジュアライザーの撮影は日本の何処の神社?。コラボしているYoung MikoのMikoは日本語の巫女から。
09. Tainy, Zion, Mora – Buenos Aires
10. Tainy, Daddy Yankee, Feid, Sech – La Baby
このミュージックビデオではBad Gyal, Becky G, Camilo Cabello, Elena Rose, Evaluna, Lali, Paopao, Rainaoなどの女性アーティスト達が出演。それと同時にギャル、騒げぇー!、かわいこちゃん、ガチ勢、やばい!、アツいなどの日本語も出てきます。
11. Tainy, Arcángel – Me Jodi…
この曲のビジュアライザーの撮影も日本の何処の和室系宴会場。
初めてこの曲を聞いた時に思いだしたのがP.M. Dawnの1991年のヒット曲Set A Drift On Memory Bliss。ビートは1990年前後によく使われていたサンプリング系のビートで元ネタは1970年代のThe Soul Searchers(後にChuck Brown and The Soul Searchersと名のりTrouble Funkと共にアメリカのワシントンD.C.からGO-GOブームを作り出したバンド)のAshley’s Roachclip。
もしDJ Softを持ってたら上の2曲やEric B & RakimのPaid in Fullあたりをつなげてみてください。元ネタが同じということでBPMも近いし気持ちよくつながります。
P.M. Dawn – Set A Drift On Memory Bliss
12. Tainy, Rauw Alejandro & Skrillex – Volver
13. Tainy, Ozuna – En Visto
14. Tainy, Bad Bunny, Julieta Venegas – Lo Siento BB:/
このアルバムに収録されている曲の中で2021年にいち早く発売。曲のカバーアートはアニメ風。3番目のショート動画ではさりげなく漫画のAKIRAが写ってますね。
15. Tainy, Kris Floyd, Judeline – Si Preguntas Por Mi
16. Tainy, Rauw Alejandro – Sci-Fi
17. Tainy, Chencho Corleone – Corleone Interlude
18. Tainy, Alvaro Diaz – Paranormal
19. Tainy, Xantos – Sacrificio
ここからはコラボしたアーティスト関連の曲です
Rauw Alejandro
まずはこのアルバムで2曲コラボしているプエルトリコのRauw Alejandro。彼も日本のアニメや文化が好きそう。2022年の暮に恋人のRosaliaと来日。その時に撮影したのが3月に公開された曲QUE RICO CH**NGAMOSのミュージックビデオ。
Rauw Alejandro ft. Jon Z – Cuentos De Hadas (Audio Oficial)
Rauw Alejandro – Algo Mágico (Video Oficial)
Rauw Alejandro – Enchule (Video Oficial)
Rauw Alejandro – GRACIAS POR NADA
Rauw Alejandro – QUE RICO CH**NGAMOS (Official Video)
Young Miko
1曲でコラボしているプエルトリコのYoung Miko。2021年に105 Freestyleでデビューした時に名前見てもしかしてYoung MikoのMikoは日本語の巫女から来てる?と思ったんですが当時はほぼ無名で詳しい情報がわかりませんでした。2022年になるとRikiがバイラルヒットし他のアーティストとのコラボやBad Bunnyのコンサートに出演したりして知名度が上がり、あるインタビューでアニメ好きでそこから名前を取ったと語ってます。
あと彼女は誤解されましたなんて日本語のタトゥーもあり。
Young Miko x Caleb Calloway – 105 Freestyle
Young Miko – Standard
Bad Bunny
2曲コラボしているプエルトリコのBad Bunny。2020年には日本で撮影されたミュージックビデオBICHIYALを公開。2021年には大ヒットした日本語の歌詞も入っているYonaguniを発売。プロデュースはTainy。
BAD BUNNY x YAVIAH – BICHIYAL | YHLQMDLG (Video Oficial)
Bad Bunny – Yonaguni (Video Oficial)
Julieta Venegas
1曲でコラボしているメキシコのJulieta Venegas。2003年に発売されたアルバムからのシングルLentoのミュージックビデオは日本で撮影。ビデオの中に出てくる女性はそっくりさんではなく双子のYvonne。2019年に発売されたアルバムにはHermano japonésなんて曲も収録。
Julieta Venegas – Lento
Julieta Venegas – Hermano Japonés
Feid
1曲でコラボしているコロンビアのFeid。2018年に日本語が色々出てくるミュージックビデオNuestra Canciónを公開。2021年のアルバムタイトルはInter Shibuya。そして最近ラテン系アーティストのミュージックビデオにたまに出てくる日本のドリフト系やJDM系のなどの車を多く使っているのがFeid。日本のポップカルチャーが好きなようなので、ぜひ一度は日本に来てミュージっビデオを撮ってほしいです。
Feid – Nuestra Canción (Video Oficial)
Feid – FUMETEO (Official Video)
Ozuna
1曲でコラボしているプエルトリコのアーティストOzuna。2017年に発売された曲Una FlorとSíguelo Bailandoのミュージックビデオの撮影場所は日本。Síguelo Bailandoの視聴回数は10億超え。
Ozuna – Una Flor (Video Oficial) | Odisea
Ozuna – Síguelo Bailando (Video Oficial)
Alvaro Diaz
1曲でコラボしているプエルトリコのAlvaro Diaz。2022年に日本の自動車メーカートヨタの1990年代のスポーツカーSupraをタイトルにした曲を発売。2023年にはYokoを発売。このタイトル見た時、もしかして日本語の横?かもと思ったんですが曲を聞くとビートルズのメンバーだったジョン・レノンと結婚したオノ・ヨーコ(Yoko Ono)のことだとわかります。